親和花園

すすき　の名は、「すくすく育つ木」に由来する。

お月見には、すすきが飾られるが、これはすすきの

穂を稲穂に見立てて、すすきの様に稲がすくすく育つように

という願いが込められているらしい、

稲は古来、日本人の文化の中心であり、神聖視されてきた

作物である。

しかし、すすきの地位はその稲を凌駕しているのだ、

これだけ重要なすすきだったから、稲を管理する田んぼが

あるように、昔は村々に必ずといっていいほど、「かや場］と呼ばれる

場所があった、名古屋でも萱場町の地名はその名残では、すすきは

屋根材のほか、家畜の餌や堆肥の原料にしても用いられた、

雑草とはいえ管理するというからには」、もちろん放ったらかしには、

しない、定期的に草を刈ったり春には野焼きをし人々はすすきの群落を

健全に保ったのである。

風に揺られるすすきの穂は秋の風物詩であるが、すすきとっても秋風は

とても大切である、というのもすすきは風によって花粉をはこんでいるのだ、

お月見に飾られる穂先の揃ったすすきの穂は、まだつぼみの状態である。

しかし、雄しべと雌しべを出した花が咲き出すと、穂が四方に広がる。

こうして、自分の花粉を風に乗せて運ばせながら、一方で風によって

運ばれてきたほかの個体の花粉をキャッチするのである。花が終わると

広がっていたすすきの穂は閉じて、ふたたびそろう、種子が熟すまでの

あいだは、風によって傷まないようやり過ごすのだ、

やがて種子は熟すと、すすきはひたたび四方に広げる。

こんどは風に乗せて種子を飛び立たせる為である。

こうして風にさらされたすすきは秋の終わりとともに枯れてしまう。

しかしケイ酸質を多く含むすすきは茎がかたいので、枯れても

立ち尽くしたままである。

〽　おれは河原の枯れすすき

その立ち枯れたようすは、そう歌われた

しかし、すすきは決して打ちひしがれてはいない。冬の訪れが

告げられたからといって、すすきにはそんな感傷に浸っている

時間はないのである。

極寒のなか、すすきは根元に新しい芽を準備している。つぎの春に

向けてもう成長のスタートしているからである。殺風景な冬にすすきは

新芽は情熱の赤い色をたもっているフライトの高い実力者も

その強さの秘密は人知られぬ熱い情熱にあるのである。

 

 

 

只今当店で販売中の、すすき

タイガーグラス

矢筈すすきを矮性にしたかんじですが、正体は？？？

今年の十五夜八日　すすき　あるのでしょうか

これで　お月見しましょうか、

何なんでしょう！

 

 

 

 

早々と　我輩のお腹に秋の味覚が到着しました。

今年第一便です。

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