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2013年04月26日 11:14 AM
「文目花賞」
剣形の葉がきちんと並んで生える葉の様子から、
「文目」 の付いたといわれる。筋道、模様の意、
「綾目」とも書きます。 花弁の基の黄色部分の縞模様を
綾目の字で表現した。よくこの花は「菖蒲」と表現されるが
文目は菖蒲とは別種であるが、菖蒲を「あやめ」と詠むことも
ある。 アヤメはアイリス属の一種で、日本のほか中国東北部
やシベリア地方にも自生しているが、日本で改良されて、花ショウブ、
カキツバタ、アヤメ、アイリス属の名花のひとつとされている。
昔から「いづれアヤメかカキツバタ」などの美人の形容詞として用いら
れているが、アヤメとカキツバタの違いは、アヤメは陸の上の草であるが
カキツバタは水草であるということである。アヤメの花とは直接関係はないが
こんな話が伝わっている。
昔、源三位頼政が、アヤメという名の宮中に仕える美女を垣間見て恋いこが
れてしまった。時の帝は、かねがねからの頼政の忠勤ぶりに、アヤメという女官
を褒美にやろうといった。ところが頼政はちらっと垣間見て一目ぼれしたので
あるから、どの女官が アヤメであるのかわからないので悩んでいた帝は大勢の
女官を並ばせ、このなかから汝が選べばとい、とのことであった。頼政はいよいよ
迷ったが、それは文武両道の将器なので、そくさに「五月雨に沢辺のまこも水
こえていずれあやめとひきぞわづらむ」と一首口ずさむと、あまたの中にサッと
頬を紅葉に染めた美女がいる。頼政はそれを一目見てさとり、アヤメの袖を
引き、やがて浅いからぬ契りを結んだということである。

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