親和花園

 

もう　雑草とは言わない、

 

今回は路傍の花「スベリヒユ」

 

スベリヒユは松葉ボタンの仲間である。

 

松葉ボタンに比べるとずっと小さな花であまり目立たないが

 

気をつけてよく見ると黄色い綺麗な花である。

 

花の中央部には十二本のおしべが密生している。先を

 

そっと触れるとおしべは刺激された方向に一斉に曲がってくる

 

訪れた虫に花粉をつけ様として寄ってくるのである。

 

面白がって何べんも刺激しているうちに疲れて動かなくなって

 

しまう。花が咲き終わりやがて果実が熟すと、横にばっかりと

 

割れて、帽子を脱ぐかのように上半分がとれて種が現れる。

 

小さな花でもいろいろ工夫があるのだ、

 

スベリヒユ面白い名前である。ヒユというのはインド原産で、

 

現在ではアマランサスと呼ばれている野菜の名前である。

 

ところが、スベリヒユはヒユの仲間ではない、見た目には

 

似ても似つかないなだが、スベリヒユのどこがヒユだろうと

 

いうのだろう。

 

実は、スベリヒユは食べたときの味がヒユに似ているから

 

ヒユと呼ばれるようになった。今は食べる人はほとんどいないだろう、

 

昔はおいしい雑路傍の花として有名だったのであるが、

 

スベリヒユは接着物質を含むので、食べるとぬめりがある。さらに

 

多肉質葉はつるつるで、足で踏むと滑る。そのためスベリヒユと名づけ

 

られたのだ、もっとも「すべる」が禁句の受験生には敬遠される名前かも

 

しれない。

 

ところでスベリヒユは古名「伊波為都良」という、ヤンキーな若者たちが

 

「夜露死苦」などと当て字にするのにも似ているが、「伊波為都良」は

 

「いはいつる」とも読む、つまり「祝い蔓」なのだ、これならば受験生諸君

 

の受け入れてくれることだろう、お目出度い席でかつお節を「勝男武士」

 

するめを「寿留女」と書く慣わしと似た感覚だろうか、

 

茎は赤らめているから「よっぱらい草」や「のんべい草」という別名も

 

茎は赤い、葉は緑、花は黄色、種は黒、根は白、五色花といわれ、

 

オリンピックの五輪マーク　ともかく目出度い路傍の花

 

たしかにスベリヒユは高温、乾燥に強い植物。

 

現在ではスベリヒユに似たポーチュラカが　改良種として

 

色も色々カラフルのあります。非耐寒性です。

 

 

 

 

 

我輩も　食べてみましたが、

 

食べることは　出来ますが、

 

まぁ、、、、、美味いとは　言いがたいが、

 

食べれましたが、、、、、、

 

 

 

我が友よ！

 

 

路傍の草、

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