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2014年01月22日 10:18 AM
毎日寒ぅござんす。
わしには 関わりにゃぁことでござんす!
毎日ざわめいていた街路樹も、やがて沈黙を覚えた。
大きく天を仰いでいた枝葉は痩せ、枝の隙間から差す
柔らかな太陽の光は地面に照らされていた。
そんな早朝に翁がひとりいた。ベンチに座り、街路樹と共に
静かな早朝をぽ~つと過ごしている。
彼の人生も静かなもんだった。去った平凡な道のり、穏やかな
坂道のような人生。いくら道が別れようとも、その道のりで進むことの
他は考えもしなかった。綺麗に整列した 街路樹のような人生。
彼はこの場所が気に入っている。自分に似た街路樹、誰と会話する
でもなくただ座っているだけのこの時間が好きだった。持て余した時間を
黙々と費やすことでまた、平凡な人生を全うしようとした。
彼には自覚はあった。精巧に作られた歯車である自覚、歳をとり錆びた
ために社会から距離をとったという事実。仕方の無いことだが、と彼は
思う。それでも彼はそんな自分の人生が好きであった。
何かの危害を加えるわけでもなく、ただぽ~つと木を眺めるこれからの
人生もまた、彼の気にいった大きな事柄であった。
登校する子供から会社に急ぐ大人まで賑わう町並み。
忙しなく 動く人々に目をくれることはなく、ひたすら彼は
ぽ~うとしている。
そんな彼を横目に、急ぐ女性がいた。静かな朝にはとても
似合わないようだが、彼女は鞄から落ちた携帯電話にも気がつかない
ままその場を後にしようとしていた。
「落ちましたよ」 と彼は声をかける。
気がついた女性は「ありがとう」 と一言、彼に告げて歩いてゆく。
何の変哲もない平凡な一日。
木枯らしは静かな町並みに賑やかに流れていく。
そして冷え込んだ彼の些細な良心が冬を暖めようと
していた。
冷たい木枯らし 時には 人々の心を暖めてくれます。
我が地方は こんな冷たい風 伊吹おろし と 申す!
山の頂から吹き付ける冷たい風! です。
息吹きの様な 風!
伊吹山から 吹き降ろすから 伊吹下ろし
この風に 当たると、手 かぁ~っちん かぁ~っちんになります。
町は寒うござんすけど!
翁の心は 温ったかぁ~ござんす!
タグ: わたしのひとり言
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